未来縁人


TSKグループ伝統芸能助成金制度について

TSK さんいん中央テレビでは、2010 年から伝統芸能の振興を目的に「地域伝統芸能振興助成金制度」を設け、山陰両県の伝統芸能活動に取り組む団体を支援してまいりました。2018 年度助成からは、山陰中央テレビだけではなく、
関連会社5社【 ㈱ミック、㈱テクノプロジェクト、ティーエスケイ情報システム㈱、㈱レテック、㈱TSK エンタープライズ 】を含む取り組みに拡充し「TSK グループ伝統芸能助成金制度」としてリニューアルし、これまでにも増して山陰の伝統芸能を応援してまいります。


助成団体の活動報告

宅野子ども神楽保存会 ~270年の伝統を未来へ~

江戸時代後期から約270年継承されている宅野子ども神楽。現在では地区の小中学生を中心として宅野子ども神楽保
存会のメンバーとなり、笛や太鼓などの奏楽から舞まで全てを子どもたちが担っていて、大田市の無形民俗文化財にも
登録されています。

毎年2月に開催される発表会は子どもたちの晴れ舞台、今年の発表会では小学1年生から中学3年生まで約30人が、
鬼、恵比須、大蛇など10演目を披露。鮮やかな衣装をまとった勇壮華麗な舞で、約150人の観客を魅了しました。なか
でも獅子やキツネなどの演目では、観客も巻き込んで会場は大賑いです。

石見神楽の花形とも言える大蛇で、スサノオノを演じた中学3年生の浅原健太さんは、今回が子ども神楽の卒業公演。
「貴重な神楽の伝統がこれからも続いてほしい、今後も何らかの形で携わりたい」と神楽への思いを語ってくれました。

宅野子ども神楽保存会のメンバーは、毎月2回の練習を重ね、年数回の公演に備えています。

正月には獅子舞を演じながら地区の各家庭を訪問し、無病息災を祈願。また老人ホームでの公演も、お年寄りに喜ばれ
ています。

少子高齢化により伝統芸能の継承が危ぶまれていますが、未来を担う子供たちによる神楽は、まちづくりのシンボル的
とも存在となっています。

TSK グループ伝統芸能助成金は、神楽の衣装や面などの購入に充てられました。


子供安来節教室「すずめの学校」 ~観光客のおもてなしに一役~

子供安来節教室「すずめの学校」は、次世代を担う子供たちに正しい安来節を伝え、伝統の継承と担い手の裾野を広げ
ようと活動しています。現在のメンバーは小学生から社会人の13人で、安来節の唄、三味線、鼓、銭太鼓、そして踊りを
練習し、発表会や老人会のイベントなどの公演に備えています。

また地域に貢献する活動として、毎週日曜日の午前に JR の乗客に向け、安来節やどじょうすくい踊りを披露する「安来
駅どじょうすくい迎え隊」に参加。本場の唄と踊りで、旅の雰囲気を盛り上げています。この活動は、このたび国土交通省
中国運輸局の「中国地方観光振興アワード」に選ばれ、踊りの他に写真撮影や乗客の荷物を運ぶなどのおもてなしが、
「安来を代表する観光地、足立美術館や月山富田城跡の玄関口にふさわしい活動」と称えられました。

安来駅で行われた表彰式には、すすめの学校のメンバーも参加し、詰めかけた報道陣や関係者を前に、練習の成果を
披露。唄と踊りを担当した小学5年生の澤田氣くんは、「安来節のすべてが好き、みんなが笑顔になれるよう活動を続け
たい」と意欲満々です。

少子高齢化にともない安来節の担い手は減少しつつありまが、すすめの学校のメンバーは、どんな役でも担えるように、
安来節を構成する唄、三味線、鼓、銭太鼓、踊りなど一通りを練習、安来節の資格試験にも挑戦しています。
TSK グループ伝統芸能助成金では、衣装などが作られました。